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今そこにある核ミサイルの危機

今日は8月9日。言わずと知れた、長崎への原爆投下の日である。
8月6日と並び、我が国では反核平和運動に関する報道が目立つ日である。
そんな日だからこそ今回は、核兵器問題に関する、見逃してはならない時事問題について取り上げてみたい。


7月29日、米国務省は軍縮・不拡散に関する議会向け年次レポートを公表し、この中で「ロシアがINF(中距離核戦力)全廃条約を遵守していない」と指摘した。
1987年にINF全廃条約が締結されて以来、初めての事である。
この条約は、史上初の核兵器削減の取り決めであり、東西冷戦終結にもつながった重要な合意である。
具体的には射程500~5500キロで核弾頭搭載可能な地上発射型巡航ミサイル(GLBM)や発射装置の保有や生産、試験を禁止する条項の違反。
ロシア側にはこの認定を伝え、問題の装備を廃棄する様、求めたと云う。

このINF全廃条約にロシアが違反している、と云う疑惑はこれまでにも幾度か取り沙汰されて来た。
国務省のレポートには具体的な違反の内容は記載されていないものの、米国務省のサキ報道官が今年1月に述べた処では、ロシアは「中距離巡航ミサイル」を開発している可能性があると云う(2014年1月29日付『ニューヨーク・タイムズ』)。
問題のミサイルの試験発射は2008年から行われていたと見られ、昨年5月に国務省の核軍縮担当者がロシア側に問題を提起したと云う。
米当局者によると、ロシアが条約違反を改善しない場合、対応を同盟諸国と協議すると云い、欧州に配備された米核兵器の態勢に影響を与える可能性もある。
米政府当局者は「ロシアの条約順守への復帰」に期待を示すが、ロシア側の反発が予想され、妥協は困難であろう。

この中距離弾道ミサイルは、ロシアから直接アメリカ本土を標的に出来るミサイルでは無い。従って、アメリカにとってこの中距離弾道ミサイルが、直接驚異となる代物ではない。
にも拘らず、一度全廃棄された中距離弾道ミサイルを、ロシアが何の為にわざわざ新たに開発したのか。
その標的は、アメリカと云うよりは極東、即ち東アジアに向けての開発配備と見ねばならない。

最近、安倍政権とプーチン政権との間で比較的良好な関係を構築しつつあり、北方領土問題の解決を期待する論調も目立つ。
その為、ウクライナ情勢の緊迫化に際し、我が国が欧米と歩調を合わせて制裁に参加する行為を咎める論調まである。

だが、ロシアとはそんなに信頼の出来る国であるのだろうか?今一度、歴史を紐解いて再考すべきである。
INF条約が米露間の条約である事から、我が国ではあまり関心が高くない様に感じられるが、ロシアが開発している中距離弾道ミサイルは、恐らく我が国に向けてを考えての開発、配備であろう。
決して"対岸の火事"では無いのである。

我が国の周囲には、核兵器を保有する敵性国家が多数ある事を忘れてはならない。
そして、核兵器に対する抑止力は、核兵器にしか無い事を認識し、我が国の防衛を考えなくてはならない。

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