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トランプ大統領

アメリカ合衆国のドナルド・ランプ大統領が就任した。

その就任演説の中で、外交・安全保障に割かれた部分はほんの僅かだった。
それはこの政権の最大の関心が、自国アメリカの経済と雇用であり、自国アメリカの安全と治安であると云う事だ。トランプ政権の中枢にとっては、他はどうでも良いのである。

就任演説で掲げられた安全保障上の殆んど唯一の課題は、イスラム原理主義を地球上から完全に抹殺するという政策目標であった。

ロシアについても、チャイナについても、言及は無かった。
それらは、米国の普通の国民にとってはもはや重大関心事ではないと云う事でもある。
かつては共産主義の脅威が、普通の米国民にも脅威として感じられたかも知れないが、現在それに一番近い存在はイスラム原理主義に対するものなのだ。

米国民はロシアにも、チャイナにも、強い恐怖や憎しみは持って居ない。
つまりそれは、それらの地域大国の脅威をより直接的に受ける国民と、米国民との距離が離れていって居ると云う事でもある。やがて、その距離が大きな意味を持って来る事となるだろう。

トランプ大統領は就任前の演説で、アメリカ経済を脅かす敵として、チャイナ、ジャパン、メキシコの三ヵ国を名指しして批判した。
メキシコは、移民問題とNAFTAによる雇用流出問題。
日本は、対米黒字6.8兆円で三位の為。
チャイナは、対米黒字38兆円で、ダントツの一位の為である事は、恐らく多くの者が理解して居るだろう。

だが、トランプ大統領が名指ししなかった国がある。
対米黒字6.9兆円で二位の、ドイツである。

かつてアメリカは、第二次世界大戦で、我が国に二発の核兵器を使用したが、ドイツへは使用しなかった。
と、ここまで書けば勘の良い人ならばピンと来るだろう。
ドイツはアングロサクソンの民族であり、アメリカはやはりアングロサクソンの国なのである。
トランプの名指し批判の根底には、明らかな人種差別が存在して居るのである。

我が国の一部のネトウヨの中には、トランプ大統領が北京政府に対して強い態度に出て居るのを見て、敵の敵は味方、とばかりにトランプ政権を無批判でシンパシーを感じて高評価して居る者があるが、それは極めて甘いと云わざるを得ない。

トランプ大統領が北京政府に対して抱いている敵意は、安全保障に対してでは無く通商貿易問題である。
これは、逆に考えれば、北京政府が通商貿易問題で譲歩する代わりに、南支那海でアメリカに譲歩を求めれば、トランプ政権はイエスと言いかねないと云う事でもある。

それはトランプ大統領が、クリミア侵攻によるロシアに対する経済制裁を、核軍縮と引き換えに一部解除する可能性を示唆して居る事からも、容易に想定出来る事である。

トランプ大統領は、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー等の、130の金融機関から借金をしていると云われて居り、その中には北京政府系国営銀行からの負債もあると云われて居る。

トランプ政権の通商貿易政策優先志向を考えれば、北京政府との安全保障面での譲歩妥協も、有り得ないとは言い切れないだろう。
前述した通り、トランプ政権の安全保障の関心は、唯一イスラム原理主義テロに対してであり、極東安全保障では無いからである。

もし、北京政府との妥結が成った場合は、トランプ政権の矛先は我が国に向けられるだろう。
その時になって慌てても遅いのである。

トランプ大統領の誕生は、明らかに新たなカルチャーショックを世界に発信した。
トランプ政権は、決して我が国に対しても甘くは無い。
しかし、ピンチはチャンスでもある。
我が国はこれを機に、自分の事は自分で出来る、国益優先の独立国となるべきだろう。
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テーマ : 国際政治
ジャンル : 政治・経済

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